一般情報・新入り猫の迎え方
新入り猫と先住猫、最初から会わせる? 対面前の別室とにおいの準備
公開・情報確認:2026年10月16日
最初から自由に会わせず、新入りが落ち着いて暮らせる別室を用意します。先住猫の生活も保ち、におい、相手がいない場所の探索へ少しずつ。次へ進むかは経過日数や片方の様子だけで決めず、両方が今の段階で無理なく過ごせるかを見ます。[1]
獣医師団体の一次資料による一般解説です。ここでは対面前の別室・におい・別々の探索を扱います。本人の飼育体験や獣医師監修、必ず仲良くなる方法ではありません。
まず確認すること
① 両方の健康と、別々の生活場所を確認した?② においを無理に近づけていない?③ 片方の回避・見張り・食事の変化を見落としていない?早く仲良くなってほしいので、抱っこで顔を近づけてもいい?
自分で離れられない対面にはしません。まず別室で生活を整え、相手と直接会わずに慣れる段階を作ります。うまくいかない時は、押し切らず前の段階へ戻しましょう。
急な対面だけでなく、におい・場所・生活の変化も見る
新しい猫が来ると、知らないにおいだけでなく、いつもの食事場所、休む場所、人との過ごし方も変わり得ます。資源の取り合いや通路の妨げ、痛みや病気も緊張に関わるため、「先住が意地悪」「どちらが上か決まれば済む」と片付けません。[2][3]
新入りが探索したがっていても、先住が扉を見張ったり隠れ続けたりしているなら、二匹とも準備ができたとは言えません。音のある威嚇だけでなく、凝視、通路をふさぐ、相手を避ける変化も手がかりにします。行動一つで原因や相性を確定せず、迎える前の普段の生活と比べてください。[1][3]
新入りの別室と、先住の生活を先に整える
健康と、共有・移動の条件を相談する
迎える前に、先住も新入りも最近の健康状態を受診先へ確認します。持病や高齢、健康状態が分からない猫を迎える場合は、その条件も伝えて準備を相談。寝具の共有や共同部分への移動について個別の衛生・健康管理の指示があれば、そちらを先に守ります。この記事で検査項目や隔離日数を一律に決めることはしません。[1]
生活できる、静かな一室を用意する
食事、水、トイレ、寝床、隠れ場所、爪とぎ、遊びの機会を整えます。一か所へ固めず、隠れた所からも必要な場所へ行ける配置に。先住にも一式の生活場所を残し、新入りのために食事や休息を失わせないようにします。[1][2]
猫の場所と扉を確認してから迎える
家族と新入りの部屋、出入りの担当を共有し、玄関から移行室まで先住と鉢合わせしない順番を決めます。新入りをキャリーで部屋へ運び、部屋の戸・外へ通じる窓等を確認してから、自分でキャリーを出るのを待ちます。出すために引っ張ったり、先住を見せたりしません。[1]
出入り担当を決めるのは、部屋分けを実際に続けるための編集上の提案です。同じ部屋の近くにケージを二つ置くだけで、この別室の段階と同じになるとは考えません。別室を用意できない場合は、出会わせてから考えず、迎え元と獣医師へ飼育環境を相談してください。
においは寝具から紹介し、顔へ押し付けない
各猫が自分の場所で落ち着いて過ごせるようになり、健康・衛生上の指示にも問題がない段階で、使った寝具など柔らかい物のにおいを交換します。直接の接触を増やす前に、相手のにおいへ少しずつ慣れるためです。[1]
- 何を紹介するか:その猫が使った寝具等を選びます。においを付けるために猫を押さえ、顔へ布をこする必要はありません。
- どこで確かめるか:紹介した物を避けても食事・水・トイレへ行けるようにし、鼻先へ押し付けたり、寝床をそれだけにしたりしません。位置と反応を確認するための編集上の工夫です。
- どう終えるか:かいだ後に普段の行動へ戻れるかを両猫で見ます。近づかない、隠れる、うなるなど不快そうなら、交換を押し進めず、元の落ち着ける条件へ戻します。慣らすために必要な食事や水を我慢させません。[1][2]
「においをかいだ」だけで対面へ飛ばしません。落ち着いている段階では、扉を閉じたまま両側でそれぞれが好きな遊びをする方法も資料にあります。扉へ集めることを目標にせず、うなりや怖がる反応が出るなら距離を取り直します。ひもを扉に通して置き放しにする遊びは、ここでは勧めません。[1]
場所の探索は交代で。扉を開ける前に、相手の居場所を確認する
新入りが別室に慣れ、両猫がにおいなど前の段階で無理なく過ごせる場合に、相手と会わない短い探索を考えます。次の順番は、資料の別々の探索を、扉の管理まで含めて整理したものです。同じ空間へ二匹を自由に出す段階ではありません。[1]
先住猫の居場所を閉じて確認
先住猫が慣れている別室で落ち着ける状態を作り、戸が閉まっていることを確かめます。必要な物を残し、家族へ場所を共有。そこへ移動すること自体が強い負担なら、追い込んで実行せず、探索を進める前の準備へ戻ります。
新入りだけが、共同部分を短く探索
先住猫がいる部屋は閉じたまま、新入りが共同部分を探索する機会を作ります。新入りの元の部屋へ戻れるようにし、無理に家中を抱いて案内しません。隠れる、怖がるなど反応が変わる場合は広げず、落ち着ける元の範囲へ戻します。
新入りが戻ってから、先住の範囲を戻す
新入りが元の部屋へ戻り、その戸が閉まったことを確認してから、先住猫の行動範囲を戻します。「誰がどこにいるか不明」のまま両方の扉を開けないようにします。一回できても、すぐ同室でよいという判定にはしません。
担当、扉、順番を確かめられない時は、短い探索でも実施を急がないでください。猫の移動に無理がある、同居する先住猫同士も緊張し始めたなどの場合は、今の配置と猫の行動を受診先へ伝え、方法を組み直します。[1][3]
片方だけ平気・音がしない、では次へ進まない
扉越しに鳴かなくなりました。もう同じ部屋にしていい?
静かなことだけでは決めません。見張り、隠れる、通路を避ける変化も両方で確認します。次の対面を急がず、今の段階で無理なく生活できることを先に確かめましょう。
| 状況 | 見ること | 次の行動 |
|---|---|---|
| 両方とも普段の生活を保つ | 食事・水・排泄・休息、今のにおいや場所への反応。片方だけで判断しない | 今の段階を無理なく続ける。自動的に直接対面へ進めない |
| 凝視・回避・うなり等が出る | どの猫が、何をした時、どこで変わったか。音がなくても見張りや隠れを見る | 進めるのを止め、距離や紹介した物・探索範囲を前の段階へ。叱らない。続く時は相談 |
| 食べない・体調変化・安全に分けられない | 迎えた時期、食事や排泄、各猫の場所と今の状態 | 対面や記録の完成を待たず、受診先へ連絡。慣れだけが原因とは決めない |
資料は、どの段階でも猫が苦痛や緊張を示せば止めて戻すこと、続く時は獣医師へ相談することを勧めています。叱る、威嚇しても会わせ続ける、「空腹なら近くで食べるはず」と待たせる方法にはしません。[1][3][4]
この後の見える対面と、同じ場所での接近は別の段階です。直接同室へ飛ばさず、公式の段階的な導入手順を確認し、今の猫に合う環境や進め方を獣医師へ相談してください。新入りを迎えたから二匹が一緒に寝るはず、という目標を先に固定せず、それぞれが妨げられず暮らせることを考えます。[1][2]
出典と確認範囲
以下4件の関連本文を2026年10月16日に確認しました。部屋と扉の確認順、配置・におい・場所の交代の図、状況表とメモは、資料を家庭で使うための編集整理です。写真・公式図・実在製品の画像は転載していません。
- FelineVMA:Introducing a New Cat Into Your Home ↗
2026年7月更新。健康確認、移行室、初期分離、寝具のにおい交換、別々の探索と、猫の反応に合わせて戻る原則を参照。商品、顔へ布をこする方法、ひもの玩具、固定時間、拘束下での対面は採用していません。確認日:2026-10-16
- FelineVMA:What Your Cat Needs to Feel Secure ↗
2026年2月更新。安全な退避場所、食事・水・排泄・休息等の分散、猫ごとの生活資源と好みを参照。図の面積や配置は実測ではありません。確認日:2026-10-16
- FelineVMA:Intercat Tension ↗
2026年7月更新。新しい猫、資源や通路、環境、痛み・病気等の条件、凝視や回避、続く緊張の受診相談を参照。調査割合や硬直した上下関係の説明は使っていません。確認日:2026-10-16
- FelineVMA:Not Eating ↗
2026年2月更新。食べない・食事行動が変わった時にすぐ連絡すること、迎えた猫や飲水・排泄等の変化を伝える案内を参照。家庭診断や待機日数は示していません。確認日:2026-10-16